烏龍茶

緑茶と紅茶の中間の烏龍茶は、たくさんの種類が有りますが、大きく2つに分けられます。

 

烏龍茶:青茶(緑茶に近い物)

まずは、烏龍茶:青茶の中でも、緑茶に近い物をまとめてご紹介いたします。

 

 

茶葉は、クルクルっと丸まって、緑茶に近い色で、香りと味わいの深いタイプが黄金桂、四季春、凍頂烏龍茶、金萱茶等です。鉄観音は、焙煎が強い為少し茶色い色をしています。

 

対して別ページで紹介するのは、岩茶に代表される焙煎を加えたタイプで、ほうじ茶に近いものです。茶葉の形も、丸まってなく線形が多いです。

 

 

凍頂烏龍茶

最もポピュラーな台湾茶でおよそ150年前から台湾で作られており、1970年代からブランド化に成功し、日本にもたくさん輸入されてきた銘柄です。日本茶緑茶にも近い青々としていながら、奥深い烏龍茶の香りがとても美味しいです。

 

 

 

黄金桂

まるで紅茶のように甘味が有りびっくりします。キンモクセイ(桂花)のに近い香りがして、黄色いお茶でとても美味しいです。

 

 

 

鉄観音

焙煎が強い為、とても癖が有るように感じますが、良い鉄観音茶は、甘い蜜や花の香りがします。当店には、ブドウやリンゴのような香りのする台湾の木柵鉄観音が有ります。

 

 

 

四季春(台湾)

萎凋(いちょう)・做青(さくせい)が少なく、かなり早い段階で殺青(さっせい)を行っている、緑色の茶葉ですが、とてもしっかりと揉捻(じゅうねん)・乾燥されていてしっかりした味が有ります。当店には、台湾のお茶博士が作った美味しい四季春が有ります。

 

 

 

金萱茶(きんせんちゃ)

ちょっと毛色の違う金萱茶と言うのが有ります。ミルクの香りがすると言われています。赤ちゃんの香りの様で落ち着く香りで、当店に有る台湾の高山金萱茶は、イラストレーターの © Aiko Orui さんが大好きです。なお、この茶葉は、多めの茶葉でゆっくりと抽出してください。

 

 

 

上記と違ってとても特徴のある以下の2つのお茶があります、これらも何故か・いつも・とても飲みたくなる味です。

 

文山包種茶(ぶんざんほうしゅうちゃ)

最も緑茶に近い烏龍茶で、緑茶と烏龍茶の良いところを併せ持っていると言うか丁度中間の味が文山包種茶です。まず緑茶が日本の緑茶と違って海藻のような緑っぽさがなく香ばしくさっぱりとしているのですが、そこにウーロン茶の深みが加わった物でとても美味しいです。高級フレンチやイタリアンのお店で水の代わりにサーブされていたり、お酒を飲まれない方向けにボトルで提供しているところもあります。

 

 

東方美人茶(とうほうびじんちゃ)

台北のお茶屋でお茶を買おうとした時に、大体まず最初に味見に出されるお茶で、誰もが美味しいと思うお茶です。ウーロン茶紅茶の丁度中間のお茶で味・香りも全くその通りです。台湾の高級茶です。甘味もあり後を引く味です。文山包種茶の鄭さん(坪林:ピンリン)が作った、もの凄い東方美人茶がありますが、高すぎて買えませんでしたので、当店には、別の比較的安めですが、かなり美味しい東方美人茶が用意してあります。

 

 

 

烏龍茶:青茶(岩茶、鳳凰単叢:焙煎系)

 

 

烏龍茶の中で、岩茶(がんちゃ)や、単叢(たんそう)と言われる物も沢山ありますが、ほうじ茶のような焙煎系のお茶と考えてください。ただし、ほうじ茶とは全く違って香りと味が素晴らしく、花の香りや生姜の香りや、甘味が有ったり、少し苦味が有ったりと様々ですが、良いお茶に変な味は無く必ず美味しいです。

 

 

岩茶(巖茶)

武夷山の岩場で採れたお茶のことです。その中で、最高峰の物が大紅袍(だいこうほう)です。この種類は、萎凋(いちょう)と言って取ったばかりの茶葉を屋外で乾燥させる工程に、最終工程の乾燥が共にしっかりされているために、100℃のお湯を淹れてから10秒で飲んでください、3回目から少しずつ長くします。

 

水仙茶

茶の木の種類の名前です。岩茶は全て水仙種です。このお茶は黒烏龍茶として親しまれているものです。特保の認可が下りるほどの、油質を流す効果が高く、体内循環も促進し、ポリフェノールたっぷりです。

 

 

単叢

「一株」の意。元々は茶油を採る実を栽培していた大きな茶の木の葉をお茶にしてみたら香りが素晴らしい物を見つけたことに由来します。その木を増やして鳳凰単叢となりました。そして突然変異で出てきた高い香りの嶺頭単叢(れいとうたんそう)というのが有ります。この二つがメジャーで他はほぼありません、香りの違いで、後につく名前の違いが有るだけです。

 

例えば、蜜蘭香、芝蘭香、黄枝香、鴨屎香、杏仁香、姜花香、草蘭香、稲花香、夜来香、玉蘭香などです。それぞれ、香りが違います。

  

単叢は大きな木ですので蒸らし時間を長くすると苦味が出てきます。こちらも100℃のお湯を淹れてから10秒で飲んでください、そうすると甘さが引き立ちます。3回目から少しずつ長くします。

 

 

 

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