香りが無い!?まずい!?台湾・中国茶と日本茶の淹れ方の違い・誤解!

今回は、タイトルについていくつかお話をしていきたいと思います。

台湾中国茶は、日本茶と違い、香りを重視しているお茶にもかかわらずこの様な話を聞くことがあります。品質の良いお茶の香りは、フレグランス香料を配合してあるかのような香りで、実際お客様からそのような言葉が上がることもありました。

それなのになぜ?香りが無い、不味いと言う物が有るのでしょうか?

さらに、お茶は腐ることは有りませんし、消費期限も賞味期限も無く、何年でも持ちます。古くなった方が値段も上がるほどです。※

だから、袋などから出した状態でしけってしまわない限り、古くなったから、悪くなったからと言うことは、あまり考えられません。

※正確には、それなりの保存方法によって古茶に仕上げなければいけないので、ただ古いからと言って価格が高くなっているお茶や、去年と同じものなのに1年古くなったからと言って高くなっているようなお茶にはお気を付けください。少ない茶葉で薄く淹れてもらってお茶が美味しいかどうかを必ず見てください。

 

4つの理由・原因が考えられます。

①淹れるお湯の温度が低い

温度が低いと、香りもなく美味しくないです。何℃のお湯が最適でしょうか➡100℃です。一部には、苦味が出てしまうような場合90℃で淹れてくださいと言っているお茶もありますが、そんな場合も比べてみたら100℃の方が美味しかったことしかありません。

日本茶は60~90℃です。旨味を楽しみたいなら60~70℃。のどが渇いているなら80℃。お酒を飲んだ後に口をさっぱりさせたいなら85~90℃。詳しくは、➡こちらをご覧ください。

だから、よく間違われるのですが、台湾中国茶の香りの出る温度帯は、90℃以上です。チンチンに沸騰したお湯を使わないと、香りが出ないのです。

「茶藝」「工夫茶」と言われる下の画像のような、茶器を使い淹れる場合に、まず、茶器と茶葉にお湯をかけ捨てます。これは、それぞれを温めて抽出するお湯の温度を下げないようにするためです。

茶藝

茶器にお湯を注いだ時に、通常10℃下がりますので、100℃のお湯が一気に90℃になってしまいます。それでは香りが出ている時間が少ないのです。少しでも温度を下げないようにするためにお湯をかけて温めてから淹れるのです。詳しくは➡こちらをご覧ください。

また、台湾の土産店で良く売っている、陶器の茶こしがセットされている陶器のカップがありますが、これで淹れるとすぐに80℃くらいになってしまうでしょう。それでは、香りも味も出ません。

ダイソーで温度計が100円で売っていますので測ってみてください。料理もお茶も実は科学です。

②水の影響

軟水を使うと驚くほど味が出ます。お茶の味や香りが悪い時は、南アルプスの天然水など市販の軟水で淹れてみてください。

硬水の場合は、抽出がされにくくなるため味も香りもあまり出ない様に、水とお茶との相性もあるようです。

紅茶のラプサンスーチョン:正山小種は、ヨーロッパの硬水で淹れたときに美味しくイギリスで好んで飲まれています。

③飲み慣れた味・香りと違う

特に紅茶は、こういう味だという先入観が邪魔をします。

以前、店で蜜紅を試飲し、甘くて美味しいとお気に召してお買い上げいただいたお客様で、家に持ち帰り旦那様に飲んでもらったようなのですが、「変な味だ!これは紅茶ではない、きっと何か混ぜてあるのだ!」と言われたようで、文句を言いにいらっしゃったことがあります。

蜜紅の味をご存知の方はお分かりかと思いますが、 茶農によって、多少の違いがあるかもしれませんが、確かにウーロン茶のような味がします。小葉種で作られている分、インド・スリランカの紅茶の渋味などもなく、大葉種の味わいとは異なります。

今まで飲んだことが無い方が、紅茶であると言われて飲んだ時にはこのような反応が有るのです。先入観が邪魔をして、美味しくないと思ってしまうのです。

④しけった

しけっているかどうかは、茶葉がしなっているなど、お茶を触ればわかります。大体のお茶は、からからに乾いていてとても軽いものです。触って湿っているようだったり、重みを感じるようだとしけっているのでしょう。

その時は、フライパンなどでお茶を炒ってほうじ茶として再生できます。また、ほうじ茶まで行かずに、軽く炒っただけでも美味しくなるでしょう。

まとめ

これらを試してもまずい場合は、本当に不味いお茶なのかもしれません。たまに緑茶で、味も香りも飛んでしまっているようなものの場合があります。その時は、残念としか言いようが有りません。ただ、緑茶以外は、そんなことはほぼ無いと言って良いと思います。

以上、是非試してみてください。